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第50回一般社団法人日本経営士会全国研究会議・高松大会レポート

去る10月16日(日)・17日(月)、JRホテルクレメント高松で開催されました一般社団法人日本経営士会全国研究会議第50回高松大会に、全国各地から大勢の皆様がはるばる高松にお越しいただきましてありがとうございました。皆様のおかげで盛会に終えることができました。四国支部会員一同お礼申し上げます。

そもそも、全国研をやろうと手を上げたのが昨年の四国支部賀詞交歓会でした。ここ数年の四国支部は何をやっても集まる人数が一桁で、とても他支部のような全国研が開催できるとは夢想だにしておりませんでした。しかし、一昨年あたりより40代の会員がぽつぽつ増え始めたところで、事もあろうに東原前支部長が立候補を表明しました。まずは会員増強に相当力点を置いて活動しないと1年半余りはあっという間に過ぎてしまうと思い、昨年の賀詞交歓会後の集まりで話をしました。それからというもの、主に川西香川県会長を中心に獅子奮迅の活躍で、今までの四国支部を考えると脅威の増員でした。しかも、ほとんど業種が重なることなく様々な方面で活躍をしている40代から50代の精鋭が集い、城の石垣部分である土台はできたのではないかと思いました。ただし、いかに精鋭といえども全国研に参加したという実戦経験が無く、数少ない経験者が話をしてもいまひとつ理解し難く、昨年より盛んに行ってきた香川県会例会でも、人数はそろったもののかなり不安な船出でありました。その後、今回の全国研で中心となったメンバーが成田大会に参加をして、おぼろげに何をするかの輪郭が見えてきたようでした。このころ、近隣支部からも四国支部開催を危ぶむ声も聞かれ、「四国支部だけで大丈夫か?」とか「本当にできるのか?」等、各方面から不安の声が聞こえてきました。ごもっともだとも思いましたが、“四国支部だけでも立派にやったろうやないか”と逆に闘争心に火がつきました。今思うと逆境において外部からネガティブなお言葉を頂く。ということがプラスに作用したということはビジネスにおいても同様のことが言えるのではないかということで大変ありがたかったです。
ともあれ、開催が近くなるに従って流石に少々不安になってきましたが、直近に開催された支部の皆様や、特に応援していただいた故中野鐡三氏にもお会いする度、ポジティブな言葉を掛けていただき、開催にこぎつけることができました。中野鐡三氏は奇しくも大会初日が葬儀ということで残念でなりません。
大会当日は決してアクセスの良い土地ではないにもかかわらず、北は北海道支部から南は台湾特別支部の会員まで早朝よりお越し頂き、身の引き締まる思いでした。青木会長の挨拶、塚元四国支部長の挨拶と続き、共に50回という節目の大会というのがキーワードでスタートしました。

来賓は四国経済産業局産業部長、四国財務局長、香川県知事、高松副市長にお越し頂き、お言葉を頂戴しました。

前半の目玉は四国財務局長余島義豊氏による「我が国の財政について」というタイトルでの講演でした。国家サイドから財政の説明を頂き、非常に勉強になったと思います。

続いてビジネスイノベーションアワードの表彰でしたが、今年の特徴は四国各県で経営革新や社会貢献に成果を挙げた企業、団体等に限定して行なった点です。会長賞には株式会社ルーヴ、文化交流賞には高松彦根連携事業推進委員会が、またダイバーシティー賞には株式会社サンクラッド、優秀賞には株式会社フードサポート四国、ツルカメO&E株式会社、塚田木材株式会社が選ばれ、賞状とトロフィーが授与されました。     
会長賞の株式会社ルーヴは地域ナンバーワンブランドの洋菓子店として、県産素材の活用や健康志向商品の研究開発に取り組み、地域活性化に大きく貢献している点が高く評価されました。
続いて休憩を挟んで今大会最大の目玉とも言うべき経済評論家の三橋貴明氏による「新・地方再生 交通インフラの整備が地方経済を再生させる」というタイトルで講演が行われました。前半の四国財務局長の講演とは対称的な講演で、会議でも一番疲れてくる時間帯にインコース胸元をえぐるような斬新な講演で、皆さん真剣に耳を傾けていたのが印象的でした。その後の質疑応答でも活発な意見が飛び交い、非常に充実した内容となりました。

懇親会では前半に会員表彰を行い、続いて法螺貝、讃岐2連獅子の舞が来たところで乾杯に移り皆様ご歓談いただきました。イベントは野球拳でじゃんけん勝ち抜きゲームで様々な商品を争い白熱した勝負が続きました。主管交代では、塚元四国支部長より次回開催の東京支部五十嵐会員に大会旗の引継ぎがありました。五十嵐会員の歌も飛び出て宴も最高潮に達しました。最後は四国支部塚元支部長の三本締めで1日目を締めくくりました。

2日目は9時より分科会3会場とNJKと香川大学学生によるフォーラムがおこなわれ、各会場とも盛況に終えました。特にNJKと香川大学学生によるフォーラムでは、大学生が地方再生に取り組んでいる様々な手法が発表され、後半はパネルディスカッションが行なわれ、地方の大学生が地域に根ざして活躍している様子が垣間見られました。

エキスカーションでは讃岐うどんコース、酒造会社見学コース、高知1泊コースとも盛況で秋の瀬戸内、土佐路を楽しんでいただけたのではないかと思います。

大会終了後、基調講演の三橋貴明氏からも熱心に聴いていただき感謝のお言葉が届いております。
四国支部としましても今回大勢の方にお越し頂き、改めて感謝いたします。小さな支部ではありますが、まだまだ入会希望者が控えており、この度の全国研を観て会員になられた方もおり、皆様方の支部に負けないよう精一杯がんばっていこうと思っております。今後ともよろしくお願い申し上げます。

会員表彰式

経営士会への功労と発展に寄与された会員の会員表彰、全国研へ積極的に参加された多回数表彰、MPP高単位取得表彰を受賞された方々をご紹介いたします。

1.会員表彰
氏名 所属支部 氏名 所属支部
山尾隆一 北海道支部 春原和夫 埼玉支部
野崎 繁 北海道支部 林 久雄 千葉支部
佐々邦雄 北海道支部 島影教子 東京支部
深田一弥 東北支部 畑 和浩 南関東支部
作田賢一 北関東支部 松永桂子 南関東支部
木村泰博 北関東支部 松永準一 中部支部
茨木 智 北関東支部 伊藤三男 中部支部
中杉保雄 埼玉支部 松島隆太郎 会員外
2.多回数出席表彰
出席回数 氏名 所属支部 出席回数 氏名 所属支部
45回 間 敏幸 南関東支部 20回 香山 務 北関東支部
15回 塚本裕宥 北関東支部 15回 林 久雄 千葉支部
15回 小林登雄 南関東支部 15回 松永準一 中部支部
10回 山尾隆一 北海道支部 10回 東原 實 四国支部
3.MPP高単位取得表彰
単位 氏名 所属支部
200単位 鈴木 健 南関東支部
100単位 近藤 安弘 南関東支部
100単位 瀬尾 寿和 近畿支部

分科会、論文発表者、発表内容は次の通りです。

第一分科会 会場:華の間
時間 発表者 所属支部 論文テーマ
09:55~10:40 伊藤綱男 四 国 高知県内企業への環境経営支援について
10:50~11:35 小林祥三 東 京 中小企業の持続的成長のためのCSR経営と、
その実現のために経営士の果たす役割
第二分科会 会場:雅(北)の間 
時間 発表者 所属支部 論文テーマ
09:00~09:45 溝渕新藏 北海道 内発的発展論に基づく地方再生戦力の考察
-新幹線に沸く函館地域が誘発する穂街道再生-
09:55~10:40 鈴木栄治 埼 玉 観光マー「地方再生」実践支援で学んだ、経営士の使命と役割
(-成熟社会を迎えた日本市場で経営士が果たす役割-)
10:50~11:35 大野信行 南関東 支援型コンサルタント育成の学習展開法
(新たな集団力を醸成するリーダー育成に向けて)
第三分科会 会場:雅(南)の間
時間 発表者 所属支部 論文テーマ
09:00~09:45 塚元啓幸 四 国 ~地方創生は農業から~
農業法人支援のための経営士の役割
09:55~10:40 田中 豪
金子栄治
東京
南関東
2020年日本の農業の未来予想図から今取り組む経営
(-未来農業の担い手に向けた経営コンサルタントの視点-)
10:50~11:35 木村栄宏 千 葉 地域活性化への考え方と取組(-銚子を例に-)
<「地方発地方再生」フォーラム> 第四分科会 会場:霞・暁の間
時間 講演者・ワークショップ
09:00~11:35 香川大学学生研究発表とNJK女性経営士による
「地方発地方再生」フォーラム